西条ベスト4 八回に鮮やか逆転劇
「高校野球・愛媛大会準々決勝、西条4‐3丹原」(25日、坊っちゃん)
西条が劇的な逆転で準決勝に駒を進めた。1‐3の八回。2安打で1点差に追いつくと、2死一、三塁の場面で「何とかチームに貢献したかった」という5番・白川大智外野手(3年)が右前へタイムリー。敵失で一塁走者も生還し、逆転に成功した。
エース・松田蓮投手(3年)の力投が勝利を呼び込んだ。身長170センチと小柄な右腕は、10安打を許しながらも粘り強い投球で3失点。「味方が逆転してくれるのを信じて投げた。持ち味を出せたと思う」。菅哲也監督も「ほとんど負けていた試合。よく粘った」とナインをたたえた。
昨秋は県大会で優勝したものの、四国大会は初戦で敗れセンバツ出場を逃した。「最後の夏は甲子園に出たい」と松田。接戦をものにし、チームは勢いづいた。