済美安楽プロは既定路線も進路「まだ」
済美高校の157キロ右腕・安楽智大投手(3年)が27日、松山市の練習場で行われた引き継ぎ式に出席。上甲正典監督(67)と進路について話し合ったが、結論は出なかった。
今秋のドラフト1位候補は、まだ胸中を整理できていなかった。最後の夏があっけなく終わったショックは大きく、24日の東温戦に敗れた後、この日まで外出すらできなかった。「将来の夢はプロだけど、大学、社会人を踏んでからなのか。まだ終わって間もないし、考えられない」と複雑な心境を明かした。
野球への情熱は冷めていない。28日以降も練習参加を直訴し、逆に上甲監督に休養を勧められたほどだ。「夏の間しかできないことをしっかりやりたい。遊ぼうとは思わない」と鍛錬を続けながら、進むべき道を熟考する。