キヨシ監督、龍馬の心境で臨む8番勝負
DeNAの中畑清監督(60)が坂本龍馬の心境で、“試練の8番勝負”に臨む。巨人2連戦、阪神3連戦、巨人3連戦と続く厳しい日程を前に、28日、大阪入り。「ぶつかっていって、最後は前のめりに倒れたらいい」と口にした。
偶然か、引用か。龍馬が発したとされる「男なら、たとえ、ドブの中でも前のめりに死ね」と言葉がかぶる。「これをチャンスと思ったらいい。上をたたかなければ、上位にはいけないんだから」。強敵に果敢に立ち向かう気持ちを強調した。
警戒は怠らない。「巨人が今、調子が悪いとは思わない」、「阪神は(広島に)負け越したけど、強いことに変わりはない」と油断はない。そんな相手に勝たなければ、目標のCSは見えてこない。
この8試合の最低目標を「勝ち越し」と設定。「まずはあしたが大事」と初戦の巨人戦の必勝を口にする。前回は台風一過の那覇で、巨人を相手に初完封。そのときの先発・久保がスタンバイする。「あの時のピッチングはよかった」と期待した。
3連勝で借金は8まで減った。勝てば5月11日以来の借金7になり、7月の月間勝ち越しも決まる。「勝ちたいね。巨人相手に。一生懸命やっていきたい」。前のめりに戦って、結果を出してみせる。