堅首ソフト5連勝 光る細川バスター
「楽天4‐10ソフトバンク」(29日、郡山)
ソフトバンクはオリックス戦3連勝で首位を奪った勢いが、さらに増した。最下位の楽天から19安打で10点を奪って快勝。今季2度目の5連勝だ。秋山監督は「うまいことつなげて、点が取れて良かった」と打線をたたえた。
猛攻を引き出したのは細川の小技だ。1点を追う二回、3連打で同点として、なお1死一、二塁でバスターを決めて右前へ勝ち越し打。すぐに4‐4に追い付かれたが、六回1死一塁で一塁走者の本多がスタートを切ると、再びバントの構えからヒッティングに切り替えて左翼線へ勝ち越しの二塁打を放った。
その後は七回に柳田が豪快な13号ソロを放つなど一気に波に乗る。本多の5安打を筆頭に先発全員安打で大勝。試合の流れを引き寄せた細川は「(バスターは)前からやっていたし、何も気にならない。下位で点が取れると大きいし、いい展開になる」とさらりと言ってのけた。
昨年6月に同球場で行われた楽天戦でも、21安打13得点と打線が爆発していた。相性のいい郡山で、首位固めへの弾みをつけた。