愛媛・小松 68年目で初聖地
「高校野球・愛媛大会決勝、小松10‐1松山東」(29日、坊っちゃん)
小松が創部68年目で初の甲子園出場をかなえた。終盤の集中打で松山東を圧倒。6試合で計56得点の猛打で愛媛を制し、就任5年目の宇佐美秀文監督(56)は「選手たちが普段通りやってくれた」と満面の笑みだ。
かつて川之江、今治西で甲子園に計6回出場した宇佐美監督。小松では打力のチーム作りを目指し、専門トレーナーをつけて毎日1時間のウエートトレを続けてきた。七回に貴重なタイムリーを放った5番・平田文太内野手(3年)は「打球が速くなったことで相手のミスも誘えるようになった」。この日、相手は6失策。強い打球で相手を慌てさせた。
選手にとっては初めての聖地。宇佐美監督は「まず1勝」と目標を掲げた。