亀井が延長サヨナラ弾!G50勝一番乗り
「巨人3‐2DeNA」(30日、京セラ)
嫌な流れを一振りで断った。2‐2の延長十一回。巨人・亀井が万谷の直球をフルスイングした。右越えに6号ソロ。自身5年ぶり4本目のサヨナラ本塁打となった。歓喜の輪ができた中で本塁を踏み、会心の笑みを浮かべた。
「完璧でした。思い切っていきました。集中してしっかり捉えることだけでした」。勝利寸前の九回に追いつかれたが、一発でチームを勝利に導いた。
今季は出遅れた。春季キャンプ中に右手人さし指を骨折。復帰したのは5月31日のオリックス戦で、京セラドームだった。「“開幕”がこの場所。この場所でお立ち台に立ててうれしい」と笑顔がはじけた。
3番も任されてきたが、この夜は“攻撃的”な2番打者として君臨。「もう1人、亀井がいないかなと思っている」。主力打者が不振のため原監督は、ジョーク交じりに亀井をたたえた。
今季6度目のサヨナラ勝ちでリーグ50勝一番乗り。勝負どころの8月に向け、仕切り直しだ。