中日・和田、逆転呼んだ病み上がり弾
「広島4‐6中日」(31日、マツダ)
病み上がりの一発で、チームに逆転ムードを呼び込んだ。中日は4点を追う四回、先頭の和田が左翼席へ16号ソロをたたき込んだ。
「届かないかな、とも思ったが、この球場はフェンスが低いのでね。先頭だったから、塁に出ようと」。2ボール1ストライクからの4球目。戸田の膝元への直球を振り抜いた。この本塁打が今季83安打目。通算2千安打まで残り17とした。
広島入りしてから体調不良を訴えていた。高熱やひどい下痢に悩まされ、このカードの初戦だった7月29日は練習も休み、宿舎で完全静養。点滴を打っていた。
「体調は何とか。暑さがどれくらい(負担になるの)かなとは心配はしていたが」。3試合ぶりのスタメン出場。体調回復を結果で証明してみせた。