中日大野5敗目…神宮の悪夢払拭できず
「ヤクルト10-6中日」(1日、神宮)
3カ月前の悪夢を払拭(ふっしょく)することはできなかった。中日・大野は六回無死から畠山、飯原に連打を浴びてマウンドを降りた。5回0/3を9安打5失点で5敗目を喫した。
「六回にランナーをためて、ああいう形で降りたのが悔しい。リードを守れなかったし、連戦続きなのに中継ぎのみなさんに申し訳ないです」
忘れもしない4月26日のヤクルト戦(神宮)。5失点で自身最短の1回KO。試合中にもかかわらず、名古屋へ強制送還された。
今回は雪辱を期したマウンドだった。だが、2点リードの「魔の初回」につかまってしまう。2死からバレンティンに左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。谷繁兼任監督は「見ての通り。前回(巨人戦)と同じ投手とは思えない」と吐き捨てた。