糸井弾!オリ反攻のろし!鷹に0・5差
「オリックス6-2ロッテ」(1日、京セラ)
4番が8月反攻ののろしを上げた。2‐1の三回1死二塁、オリックス・糸井はフルカウントから高めに抜けた変化球を左翼席へ運んだ。前日が33歳の誕生日。1日遅れのバースデーアーチに「きのう打ったら良かったですね」と苦笑いを浮かべた。
6月8日・広島戦(マツダ)から4番に座り、得点圏打率・368はリーグ1位で、打点54は同3位。バットだけではなく、同1位の26盗塁と足でもチームに貢献する。森脇監督は「非常にクレバーな選手」と絶対の信頼を置いている。
チームは7月に失速。3試合しかなかった3月を除くと、11勝12敗と初の月間負け越しを喫していた。しかし、この日は先制された直後に伊藤の左前適時打で逆転に成功し、五回にはバトラーにも2ランが飛び出すなど、打線に回復の兆しが見えた。
首位・ソフトバンクが敗れたため、ゲーム差は0・5差に縮まった。2日は休養明けのエース・金子を投入して、7月25日以来の首位奪還を狙う。
指揮官は「ここからはあっという間。大いに取り上げてもらう中で野球をやれているのは幸せなこと」と首位争いを演じられる喜びをかみしめた。