ハム中田19号先制2ラン放つも空砲に

 「日本ハム3‐8ソフトバンク」(2日、札幌ド)

 日本ハム・中田が放った19号先制2ランは、空砲に終わった。3年連続20号にあと1に迫る一発だったが「自分個人の記録はどうでもいい。チームのために打ちたかった」と語気を強めた。今季パ・リーグ最長5時間27分の激闘の末に敗戦。疲労感も増した。

 初回2死二塁。初球の外角直球をフルスイング。打球は左中間席に飛び込んだ。19号先制2ランだった。

 しかしその後は、4度の打席で凡退。特に悔やんだのは延長十回の打席だ。2死一、三塁で、5球目のボール気味の直球を打ちにいったが、一ゴロ。サファテは外角一辺倒の投球だったが、「勝負に来てないと思ったけど、打ちたかった」と唇をかんだ。

 延長十二回には、2イニング目の矢貫が打ち込まれ、5失点。栗山監督就任以降、何度もはね返された6連勝の壁を、またも越えられなかった。主砲は「チームを勝たせたい」と誓い、グラウンドを後にした。

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