ソフトB首位ガッチリ!長谷川が決勝打

 「日本ハム3‐8ソフトバンク」(2日、札幌ド)

 二塁ベース上で右腕を突き上げた。延長十二回無死一塁。ソフトバンク・長谷川が3球目のボール気味の直球をたたき、左中間を破った。決勝の適時二塁打。「引き分けと勝利では全然違う」。今季パ・リーグ最長となる5時間27分の熱戦に決着をつけた。

 苦しい展開を延長戦に持ち込んだのも長谷川の働きだ。2点を追う八回無死一、二塁。左腕宮西から右前適時打を放って1点を返すと、鶴岡の中犠飛につなげた。延長十二回も打者一巡で一挙5点の猛攻を呼び込んだ。

 7月は月間打率・200と低迷。昨季は首位打者と最多安打に輝いたヒットマンも、打順降格を味わうなど苦しんだ。「調子が悪い時期も、良くなる方法を考えながら練習していた。その成果が表れれば、と思っていた」。後半戦初の4安打でスランプ脱出を宣言した。

 正念場の8月に、頼れる男の調子が上がってきたのは、チームにとって心強い。1日のカード初戦の逆転負けを取り戻す白星に、秋山監督も「勝たないといけない試合だった」とうなずいた。

 7回3失点と踏ん張った先発中田の後を受けた五十嵐、サファテ、森、柳瀬の救援陣も無失点リレー。連敗を「2」で止め、2位オリックスとの差を1・5ゲームに広げる価値ある勝利だ。

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