サヨナラ連敗中のキヨシ「雨勝だな!」

 DeNAの中畑清監督(60)が、超前向き姿勢で、2日の阪神戦(甲子園)雨天中止を受け止めた。帰路に就く通路で「“雨勝(あめしょう)”だな」とポツリ。キヨシ流造語で中止を表現した。

 巨人、阪神を相手に、2試合連続延長サヨナラ負け中。「オレは明るく振る舞っていたけど、サヨナラ、サヨナラで、ダメージは大きい。雨で負けなかったということで切り替えたい」。勝ちに等しい雨天中止=“雨勝”ということだった。

 3日の阪神の先発はメッセンジャーがスライド登板。今季2敗を喫し、「きょうも厳しい戦いになると予想していた」という天敵。攻略のヒントは7月4日の対戦時にあった。

 「桑マン(桑原)が、粘って(3打席で)30球くらい投げさせた。それでイライラしていただろう?」。桑原先発抜てきで、再現を狙い、勝ちきれないチームに粘りの意識を浸透させる狙いだ。

 中止に笑顔を見せるブランコを見て「雨が降って笑顔なのは外国人も一緒。あいつも典型的な野球人だな」。一息ついて仕切り直し。そこで勝ってこそ、この日の中止が“雨勝”の意味を持つ。

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