ソフト五十嵐 連続救援600試合登板
「日本ハム1‐3ソフトバンク」(3日、札幌ド)
完璧な仕事を果たした35歳の右腕を花束が出迎えた。生まれた北海道で達成した日本球界600試合目の登板。ソフトバンク・五十嵐が感慨に浸った。「たまたまだけど、かえって縁を感じた」。全600試合がリリーフ。連続試合救援登板は岩瀬仁紀(中日)に次いで、藤田宗一(元ロッテなど)と並ぶ史上2位となった。
2点リードの八回に4番手で登板し、中田を空振り三振、稲葉も見逃し三振。大引も二ゴロに打ち取り、節目の登板を無失点で終えた。
04年に当時日本選手最速タイの158キロをマークした。この日は大谷が161キロを計測。「160キロ投げたいと思っていたけど、あとの2キロが難しかった。彼は選ばれた人間。僕はチームの勝利に貢献するだけ」。防御率0・89の安定感を誇る「53」が、チームのVロードを照らす。