仙さんぶぜん…攻守ミス連発で楽天大敗
「楽天2‐7西武」(3日、コボスタ)
敗因を挙げたらキリがない。試合後の楽天・星野監督は「こんな試合でインタビューさすんか…」とぶぜんとした表情で会見場に現れた。現状の足りない点を聞かれ「私のミステイク」と悔しそうに吐き捨てた。
攻守ともに精彩を欠いた。初回に三塁手の松井稼が適時失策。「お粗末すぎる。岸なんだから、しっかり守ってやらないと」。先発の川井は7回7失点だった。「コメントしようがない」とお手上げ状態だった。
この日はチケットも完売。公式戦では史上最多の2万3489人が詰めかけた。試合前「満員のファンの前で試合できることを、選手はもっと感じないといかん」と、選手たちの奮起を期待したが、皮肉にも超満員の前で課題を露呈する形になってしまった。
会見場を去り、つぶやきながら歩き出した。「情けない。攻守、バッテリー含めて」。下位チームとの対戦で手痛い負け越し。ひとまず何か、明るい材料を見いださなければ。