広陵ナイン 夏初制覇誓い甲子園へ出発
「全国高校野球」(9日開幕、甲子園)
4年ぶり21度目の出場を果たす広陵ナインが4日、甲子園に向け出発した。
広島駅2階コンコースで壮行会が行われ、太田光主将(3年)は「普段通りの野球ができれば勝てる。日本一目指して頑張りたい」と力強く宣言した。
エースの吉川雄大投手(3年)は準決勝から2試合連続完投で、伝統校を広島93チームの頂点に導いた。右腕は「甲子園では変化球で打たせて取るようなピッチングをしていきたい」と聖地のマウンドに思いを募らせた。
春夏通算44度の甲子園出場を誇る広陵。センバツでは3度の全国制覇をしているが、夏はいまだに全国制覇がなく、悲願の頂点へ周囲の期待は高い。中井哲之監督(52)は「日本一はそんなに簡単ではないが、一戦一戦死にものぐるいで戦っていこうと思います」と気持ちを引き締めた。
壮行式に先立って、ナインは広島県庁、広島市役所を訪問し、激励を受けた。