5点差追いつくも…巨人サヨナラ負け

 「DeNA7‐6巨人」(5日、H新潟)

 執念の采配は実らなかった。巨人は5点差を一度はひっくり返したが、最後は西村が打たれサヨナラ負け。4時間52分の激闘の末に敗れた原監督は「あと1点を守れればというところ」と厳しい表情で振り返った。

 二回までに5点を失う劣勢の中、中盤までに3番・長野、4番・阿部をベンチに下げた。両者とも序盤の好機に凡退。懲罰的な意味合いを含む交代に、阿部は「申し訳ない。切り替えて頑張ります」と反省を口にした。

 阿部の代わりに出場した小林が2安打2打点をマークするなど、思い切ったタクトが終盤の打線のつながりを呼んだ。それだけに勝ちたかった。2位・阪神とは1・5差。「次への奮起でしょうな」。指揮官は強い言葉で会見を締めくくった。

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