ペーニャ場外V弾!オリ連敗止めた
「日本ハム3‐4オリックス」(5日、帯広)
オリックス連敗ストップの希望をのせた打球が、左翼場外へ突き抜けた。同点の九回、2死走者なしで、ぺーニャがこの試合2本目となる25号決勝ソロ。「打った瞬間、本塁打になると思ったが、どこまで飛ぶか想像できなかったよ」。客席後方の防球ネットまで届く特大アーチで勝負をつけた。
2点を追う五回には左中間席へ、1点差に迫るソロを放った。今季、自身が2発を放った試合は4連勝。森脇監督は「素晴らしい集中力」と絶賛した。
日々の打撃練習でも柵越えを連発するが、力任せに振り回すわけではない。「内角の球は引っ張るが、それ以外は右中間を狙う。体が開かないように逆方向を意識するんだ」。日本人メジャーリーガーから学んだ調整法を心がけている。
「マリナーズ時代、同僚だったイチローが練習で流し打ちをしていて、やり方や効果を聞いて僕も取り入れた」と、良いと感じたことは積極的に学んだ。柔軟な姿勢は日本に来てからも変わらない。
帯広からコボスタ宮城、西武ドームへと10日間続くロードの初戦を取り、連敗は2でストップ。「負けたという過去は考えず、目の前の試合だけを考えている」と頼もしい助っ人の言葉は、真夏の反撃を予告している。