広陵エース吉川誓った 強打三重封じる
「全国高校野球・組み合わせ抽選会」(6日、フェスティバルホール)
4年ぶり21度目の出場となった広陵(広島)は、第3日第4試合で三重と対戦することが決まった。エース・吉川雄大投手(3年)は「打撃がいいという印象。甲子園で弱いチームはない」と警戒心を強めた。
三重は3季連続の甲子園出場。破壊力ある打線が武器で、三重大会5試合で50得点。チーム打率は4割を超える。下位打線にも好打者がそろい、どこからでも得点できる。
吉川は広島大会では6試合で防御率1・44。直球とパームを軸に、緩急を使いチームに優勝旗をもたらした。5日の甲子園練習では「マウンドは投げやすかった」と好感触を得た。「(三重は)打線は強力だけど、持ち味を出して抑えたい。自分が点を取られなければ負けない」と意気込んだ。
センバツは3度の全国制覇を誇る。しかし、夏の優勝はない。深紅の優勝旗は悲願だ。エースが強打の三重を封じ、チームを上昇気流に乗せる。