G首位陥落ピンチ…原監督は主軸に苦言

 「巨人1‐4中日」(9日、東京ド)

 原巨人が首位陥落の危機を迎えた。好機にあと1本が出ず完敗。2位阪神に0・5差まで詰められた。厳しい表情で敗戦を見届けた原監督は「こういうチーム状況だから、主導権を握られてしまうと好転していかない」と嘆いた。

 前夜の快勝でつかみかけた流れを手放した。初回2死二、三塁で村田は三ゴロに倒れ、直後の二回に先制された。3点を追う六回は1死二、三塁で坂本、阿部が凡退。東京ドームは大きなため息に包まれた。「クリーンアップがああいうバッティングをしてしまうと、こういうゲームになりがち」。指揮官は主軸に苦言を呈した。

 前夜はナインに久しぶりに笑顔が戻ったが、一夜で暗転。「山井の出来が良かったのか」と問われた村田は「打てなかったから良かったんじゃないですか」とぶ然。阿部も「山井はフォークが良かった。あのチャンスがなあ」と自らを責めた。

 10日も敗れて阪神が勝てば、6月7日以来の2位に転落する。「ピッチャーは先制点を与えない。バッターは少ないチャンスをものにする。集中力、気を出すということでしょうね」。残り48試合あるとはいえ、簡単に首位の座を明け渡すわけにはいかない。指揮官は気迫を求めた。

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