虎キラーのG杉内を中5日初戦投入

 原巨人が先発ローテを組み替え、虎を迎え撃つ。12日から東京ドームで阪神との首位攻防戦、初戦に杉内俊哉投手(33)を中5日で投入する。阪神戦通算12勝の虎キラーを初戦に立て主導権を握る構えだ。

 先発陣は11日、川崎市内のジャイアンツ球場で調整。杉内はショートダッシュを繰り返し汗を流した。順番なら小山→杉内だが、ローテを組み替えてまで首位攻防の初戦を託されるのは信頼の証し。「しびれますよね。接戦をもってこられるように」と意気込んだ。

 相手先発のメッセンジャーとの投げ合いは今季3度あり、一度も勝てていない。この壁を乗り越えれば勢いがつく。「4度目?勝ちたいですね」。短い言葉で決意の強さを示した。

 第2戦は小山、第3戦はセドンが先発する。小山は7月23日の甲子園での対戦で6回2失点。「いいバッターがそろっているのは間違いない。先制点を与えないように」ときっぱり。先発陣が流れを引き寄せ、首位を守る。

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