ハム大谷に疲労削減へ“完投勝利指令”
日本ハムの厚沢投手コーチは11日、大谷翔平投手(20)に疲労削減を考慮し“完投勝利指令”を出した。
夏場を迎え、二刀流をこなす大谷には過酷な時期かもしれない。だが、同コーチは先発した試合でリードしている場合は、完投を視野にする。「できるだけ引っ張ることもね。(疲労は)球数ではない。(大谷は)勝っている時は疲れてなさそう。早い回(での降板)でも負けた翌日の方が疲れてそう」
これまでも、先発時は「代わるか?」の問われても続投志願がほとんどだという。大谷自身が先発完投を理想とするだけに、途中降板より完投勝利で気分よく休ませることが、疲労を取る“良薬”になると読んでいる。今季を振り返っても7月9日楽天戦で完投勝利後、次戦登板の16日西武戦は5回無失点で勝ち投手になっている。
前日10日ソフトバンク戦は6回5失点で3敗目。それでも札幌移動前「疲れはないです」と大谷。実質エースが完投で7連敗中のチームを救えるか。