ハム連敗ストップ!ONアベック弾
「日本ハム5-2ロッテ」(12日、札幌ド)
こん身の“ONアベック砲”が、日本ハムの連敗を7で止めた。
「ロッテもいい勝ち方をして、差を詰められていた。何とか勝てればと思っていた」。二回、大嶺祐の甘く入った直球を流し打ち、左翼席へ先制弾。先発した10日から、中1日での先発出場。積み重なった疲労が否めないのは重々承知だが、栗山監督は、それでも「行ってくれ」と大谷のバットに託した。
そんな二刀流男の一撃は、主砲の闘志に火を付けた。「(大谷)翔平の完璧な形で先制点が入って、気合が入らないわけがないでしょ」。同点の四回、左翼席上段まで叩き込む勝ち越しソロ。7月5日以来、今季2度目のONそろい踏みだ。
栗山監督は試合前にゲキを飛ばした。「今日がスタートだ」。平成のONが、その心意気を体現してみせた。