G阿部ダイビングキャッチでチーム鼓舞

 「巨人5-1阪神」(13日、東京ド)

 巨人の主将・阿部が一塁守備でチームを鼓舞し、原巨人が首位の座を守った。宿敵相手に前夜のお返しとばかりの快勝劇。2度にわたる主将の体を張ったプレーに原監督は「必死でやってる中、いいプレーをしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 まずは三回1死一塁。岩田のバントによる一塁ファウルグラウンドへの小フライをダイビングキャッチ。七回無死一塁では、福留の一塁線への強烈なゴロを横っ跳びで捕球。「うまく(体が)反応してくれて、(ボールが)入ってくれた」。併殺を完成させ、猛虎の反撃の芽を摘んだ。

 7日から6戦連続で一塁で先発出場を続けている。捕手への思いはもちろんある。それでも、ロペスに助言を仰ぐなど、どん欲に取り組む。守備練習ではノッカーを務める大西外野守備走塁コーチに「速いボールを打ってください」と要望。同コーチは「何とか捕るんだというキャプテンの姿だろうね」と最敬礼した。

 守りで主将がもり立てれば、打撃では長野が自身今季初の先頭打者弾を放ちチームを乗せた。残りは45試合。指揮官は「これから佳境に入っていく。力の見せどころ」と言葉に力を込めた。経験豊富な主軸の活躍でチームは躍動する。沈滞ムードからの解放を予感させる快勝となった。

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