DeNA三浦4連勝!筒香離脱に奮起
「中日0‐2DeNA」(14日、ナゴド)
大黒柱の姿だった。DeNAのベテラン三浦が、粘りに粘って、7回を4安打無失点で4勝目。中日戦は一昨年から6連勝とし、自身4年ぶりの4連勝を飾った。「ホームベースを踏ませなければいいと思った」と汗をぬぐった。
四回はルナの二塁後方の飛球を二塁・石川、右翼・梶谷が譲り合う形で二塁打とされた。六回は大島の左翼線への浅い飛球を遊撃・山崎が追いつきながら捕球できず二塁打とし、1死満塁のピンチに広がった。それでもポーカーフェースは崩れなかった。
「みんな一生懸命やっている中でのプレー。こっちも助けられることもある。そういうピンチに抑えるのが仕事」。自在に内外角を突く抜群の制球力で、後続を断った。中畑監督は「味方が足を引っ張る中、カバーしたことはものすごく大事」とその姿を絶賛した。
前夜は筒香が梶谷と激突して救急搬送された。試合前のミーティングで中畑監督は「ここはものすごく大事な試合」と選手を鼓舞して臨んだ。三浦は「本人が一番つらい思いをしていると思う。僕らができるのは必死に頑張って戦い続けること。勝つことにこだわった」と振り返った。
これで今季初の3カード連続勝ち越し。98年の優勝を知る現役選手は三浦1人。「もう一回、優勝したい」。40歳のベテランが、夢への道筋をつくる。