「ＤｅＮＡ４‐７阪神」（１５日、横浜）

　上位追撃へ正念場を迎えている中畑ＤｅＮＡが、またも猛虎の前に屈した。これで対阪神戦７連敗。七回に同点に追いつく執念を見せたが、それも実らなかった。

　「追いついたんですけどね。失点の仕方が悪いよね。これじゃ勝てるわけがない」。会見場に現れた中畑監督は、ため息交じりに吐きだした。先発の井納が、いずれも２死からの失点で５回４失点ＫＯ。連投となった５番手・国吉も、２死から粘れず決勝点を献上した。失策やバッテリーエラーがことごとく失点に絡み、「質が悪いよね。レベルが低い」と嘆き節だった。

　それでも、４点差を振り出しに戻した打線には、一定の評価を与えたキヨシ監督。「一方的なゲームになる怖さは感じたが、まだ同点に追いついて、上を目指すチームなんだというのは感じられた。また明日、頑張りますよ」と前向きに捉えた。苦手の猛虎をねじ伏せることが、何より勢いにつながる。