開星143キロ右腕・恩田、初戦で散る
「全国高校野球・1回戦、大阪桐蔭7-6開星」(15日、甲子園)
無念さが表情ににじむ。最速143キロで今大会注目の本格派右腕、開星(島根)の恩田和季投手(3年)が四回途中KO。力を出し切れず初戦敗退に肩を落とした。
初回を三者凡退発進。だが、4点をもらった直後の二回に崩れた。3四死球と制球が乱れ2失点。さらに三回も四球絡みで1点を奪われた。四回、先頭への四球後に降板。「4点で守りに入った。攻めの気持ちがなくなった」。3回0/3を1安打5四死球4失点。心の隙を大阪桐蔭打線は見逃してくれなかった。
身長184センチ、体重90キロと恵まれた体格を誇る。卒業後は大学に進学し、プロを目指す。「悔しさを忘れず頑張りたい」。夢舞台での敗戦を力に変え、再び走りだす。