原G投壊12失点 3番手福田が7失点
「広島12‐2巨人」(16日、マツダ)
終わってみれば、完敗だ。投手陣が打ち込まれ、12失点と崩壊。巨人・原監督は「応援してくれたファンの人たちに申し訳ない」と厳しい表情を浮かべて謝罪した。
先発の大竹はテンポが悪かった。毎回のように先頭打者の出塁を許した。二回には自身の暴投で先制点を献上し、このミスも響いた。6回を6安打3失点で6敗目。FAで移籍後、古巣の本拠地・マツダスタジアムで敗戦投手になったのは、初めてだ。大竹は険しい表情で「中継ぎ陣に負担をかけてしまい申し訳ないです」と猛省した。
試合をぶち壊したのは、リリーフ陣だった。特に八回に登板した3番手の福田が大誤算。集中打を浴びるなどで八回は今季1イニングワーストの7失点を喫した。「先制、中押し。だめ押し、だめ押し。点の取られ方としてはいいとは言えない」と指揮官。怒りを通り越し、あきれ果てた顔で話した。
チームの連勝は3でストップ。後味の悪さだけが残る敗戦だった。