角館11安打も涙…俳優・柳葉さん応援も
「全国高校野球・2回戦、八頭6‐1角館」(16日、甲子園)
春夏通じて初の甲子園出場は、ほろ苦いものとなった。11安打を放ちながら1得点で初勝利を逃した。角館(秋田)の湯沢淳監督(39)は「勝負どころの差。あと1本が出なかった」と唇をかみしめた。
初回、主将の千葉天馬捕手(3年)の中前適時打で先制。だが、二回以降は沈黙。4度、得点圏に走者を置きながら、10残塁で追加点を奪えなかった。
それでも、卒業生で俳優の柳葉敏郎さん(53)も訪れた一塁側アルプス席は大盛り上がり。ブラスバンド部は、柳葉さんが一世風靡(ふうび)セピア時代の楽曲をアレンジし、応援歌として試合を盛り上げた。
「たくさんの人に応援してもらい、うれしかった」と千葉主将。初勝利は逃したが、聖地に角館の名前を刻んだ。