原G勝利の方程式崩壊…山口が大乱調
「広島5-4巨人」(17日、マツダ)
勝利の方程式が崩れた。痛恨の逆転負けだ。大挙した広島ファンの大歓声が背中に突き刺さる。巨人・原監督は「うちのパターンの中でこういう結果になったということ」と敗戦を受け止めた。
勝利の方程式の一角、4番手の山口がまさかの大乱調だった。4‐2の八回に連続適時打を打たれて同点とされた。さらに2死一、三塁から堂林に適時打を浴び、勝ち越しを許してしまった。
特に後半戦はここまで無失点と安定感抜群だった山口が、八回に集中打を浴び3失点で沈んだ。3敗目を喫した左腕は「すいません。(調子は)別に普段と変わりはなかった」と険しい表情だ。
先発の江柄子を3回1失点で降板させ、必死の継投で逃げ切りを狙ったがうまくいかなかった。指揮官は「4点を守りきれなかった」と悔しそうだった。
前夜は12失点と投手陣が崩壊。連敗で3カードぶりの負け越しだ。2位の阪神に1・5ゲーム差に迫られた。思わぬ形で他球団にスキを見せてしまった。