目の前で“敬遠”竜平田4番の意地弾!
「中日7-3ヤクルト」(17日、ナゴド)
三回1死一、二塁。2試合続けて4番に座った中日・平田は、ルナが敬遠気味に歩かされるのを見て燃えた。「絶対に打ったろ」。1ボールから高めの速球を強振すると、打球はきれいな放物線を描いて左中間席へ飛び込んだ。
開幕から任された“4番”は交流戦に入りはく奪された。その後、けがで約1カ月チームを離脱。それでも「いいところで打つために」と、2軍でバットを振り込んだ。外角球に対応するため、立ち位置も本塁寄りに修正。最高の結果につなげた。
再び手にした主砲の座に「今回こそはものにしたい」と言う。一方で「自分はまだ4番目の打者」とも。「回したくないと思われる打者にならないと。自分に重圧をかけてやっていく」と力を込めた。