オリ平野、球団新34S 森脇監督も絶賛
「ロッテ0-2オリックス」(21日、QVC)
守護神は、敵地の海風を心地よさそうに浴びた。オリックス・平野佳が、球団新記録となる34セーブをマーク。「僕は最後に投げているだけ。チームがいい感じで勝っている証拠」と声を弾ませた。
カード初戦の19日はサヨナラ負けを喫したが、この日はリベンジ。「おとといやられていたので、一人一人打ち取ることを考えていた」。直球の球速は150キロを超え、圧倒的な力でねじ伏せ3人で締めくくった。
森脇監督は、新記録を樹立した守護神を、「セットアッパーをやった年もあったり、登板数を考えても非常にタフなシーズンが続いている中で、素晴らしいの一言」と、手放しで称賛。「今34セーブだけど、45は少なくとも超えてほしいね。そういう試合にしていかないといけない」とさらなる号令を掛けた。
これで首位ソフトバンクとは3・5差。平野佳は「僕がいい結果を出せば、優勝にも近づく。投げる試合は、全部勝ちたい」。望みをつなぐ逆転Vへ、守護神が立ちはだかる。