西武・中村“おかわり”2発7打点
「日本ハム1‐11西武」(22日、札幌ド)
主砲のバットが北の大地で大爆発した。西武・中村が3ラン&3年ぶりの満塁弾。23、24号と今季2度目の“おかわり”で、1試合自己最多の7打点を荒稼ぎだ。「真芯だったし、いい打撃ができたと思う」。クライマックスシリーズ(CS)進出を争う3位日本ハムを粉砕して笑顔を見せた。
まずは三回、1点を先制した後の効果的な3ラン。八回は代打・森の四球、浅村の安打など、大阪桐蔭の後輩のお膳立てで2死満塁としての打席だ。クロッタの内角高め152キロを相手ファンが陣取る左翼席へ。同じく母校の後輩で左翼を守る中田を一歩も動かさない、通算12本目のグランドスラムとなった。
刺激もあった。満塁弾の後、24本塁打で並んだメヒアとベンチで会話を交わした。「最近前を行かれていたんで」とニヤリ。前カードまでの9連戦中には、森が高卒新人46年ぶりの3戦連発と大活躍。「(刺激は)なくはない」と、先輩として貫禄を見せつけた。
もっとも、中村にとってはこの大暴れも序章にすぎない。「最近、仕事があまりできていなかった。監督(代行)に結果で返していきたい」。逆転CSへ主役の4番がレオをけん引する。