恥ずかG~ 珍事!久保3連続押し出し
「巨人3-7中日」(24日、東京ド)
信じられない光景が繰り広げられた。七回に4番手で登板した巨人・久保がストライクを投げられない。リーグワーストタイ記録となる3者連続押し出し四球。かつては抑えも務めた右腕の大乱調に、スタンドがざわついた。
追い上げムードをぶち壊した。0‐3から2点を返した直後の登板。先頭の代打・高橋周に二塁打を浴び、続く大島にセーフティーバントを決められ無死一、三塁。2死満塁までこぎつけたが、ここから悪夢が待っていた。
森野、エルナンデスはカウント3ボール1ストライクから、谷繁はストレートで歩かせた。顔面蒼白(そうはく)でマウンドを降りた久保は「士気を下げてしまった。チームに申し訳ないことをしたし、自分自身も恥ずかしい」とうなだれた。
1軍再昇格を果たした8月5日以降、12試合に登板。登板過多の影響を問われると「それはないです」ときっぱり。制球力に定評のある右腕がはまった落とし穴。「大胆にいくべきだったかもしれない」と後悔しきりだった。
想定外の自滅で連勝は3でストップ。原監督は「プロとして恥ずかしい勝負をした」と断罪したが、川口投手コーチは「使い方は変わらない」と配置転換を否定した。26日からは宿敵・阪神との直接対決。仕切り直して臨む。