松井稼3ラン!日米通算2500安打
「オリックス4-8楽天」(24日、京セラ)
楽天・松井稼頭央内野手(38)が24日、京セラドームで行われたオリックス戦で、日米通算2500安打を達成した。日米での2500安打到達は、ヤンキース・イチロー(40)、ヤンキースや巨人で活躍した松井秀喜氏(40)に次いで3人目の快挙となった。
試合開始と同時に、あっさりとその瞬間は訪れた。吉田一の初球144キロ直球を中前打。「僕らしい、いいヒットだったと思います」。一塁ベース上で、花束を受け取り、ファンから拍手を受けた。
第2打席の二回1死二、三塁では、右中間席へ勝利に導く3ラン。この日猛打賞で、文句なしのヒーローだ。「監督さんはじめ、支えてくれた全ての人に感謝したい」と、感慨深そうに話した。
数字には「ピンとこない」と語るが、記念のボールは都内の自宅に飾るという。日本12年、米国7年。節目や記念のボールは同様に保管している。自身のメジャーデビュー戦だった04年の開幕戦では、初球を本塁打。「あのボールももらったんですけど、日付とか書いてないのもあって、どれがどのボールか分かんない」と言って笑わせた。
今年で39歳になるベテラン。日本での2000安打も、遠くない数字になってきた。「今年は1本でも多く、積み重ねていきたい」。あくなき向上心を胸に、まだまだバットを振り続ける。