G杉内「いいバッター」メッセ封じ誓う
26日に阪神との首位攻防3連戦の先陣を切る巨人・杉内俊哉投手(33)が打者・メッセンジャーを封じることを誓った。25日、川崎市のジャイアンツ球場で調整。「いいバッター。要注意やね」とニヤリと笑い「いい流れが来るような投球をする」と力を込めた。
天敵と化している。7月22日の対戦では六回2死からノーヒットノーランを阻止され、前回12日の対戦では2安打を浴びた。3番・鳥谷には13打数0安打、4番・ゴメスには11打数0安打と抑え込んでいるが、9番に入るメッセンジャーには9打数3安打。その3本はすべて得点に絡んでいる。
川口投手総合コーチも「初戦でしょ。勝てたらいい流れが来るんじゃないか」と必勝の考え。そのうえで「メッセンジャーをどう抑えるか。(前回も)抑えていたら勝ててるわけだから」と主力打者との対戦同様の警戒心を求めた。
打撃での雪辱にも燃えている。メッセ撃ちへの意気込みを問われ「簡単に打てるんだったらいいけど」と苦笑いだったが、その目は笑っていなかった。シーズンが佳境に入っての首位攻防戦。「無意識でも考えちゃうけどね」と力が入る。通算12勝の虎キラーが、ヤマ場で異名に恥じない姿を見せる。