２６日のソフトバンク戦（ヤフオク）に先発登板する日本ハム・大谷翔平投手（２０）が、２８日の第３戦に野手として出場するプランが２５日、浮上した。同一カードの３連戦に投手、野手それぞれで出場した場合、今季初となる。

　３位キープへ、負けられない首位ソフトバンクとの直接対決。対戦成績５勝１２敗と最も苦手とする相手との戦いを前に栗山監督は鼻息が荒い。「やられっぱなしではいけない。勝負をかける」。そこで検討しているのが、大谷の有効活用だ。

　２６日の初戦はプロ初の２桁勝利をかけて先発。その後、中１日を空けて３戦目にスタメンもしくは代打で出場するプランだ。あくまで体調次第としながら、栗山監督は「（可能性は）ゼロではない」と胸中を明かした。

　この日、札幌室内でキャッチボール、遠投を行った大谷は「しっかり初戦を取れるようにしたい」と明るい表情で話した。打撃についても「状態は悪くない」と力強く言った。二刀流が首位たたきへ、投打で勝利を引き寄せる。