オリ春季キャンプ、宮古島から撤退

 オリックスの西名弘明球団社長と瀬戸山隆三球団本部長は25日、大阪市内で会見し、2015年以降の1軍春季キャンプ地を沖縄・宮古島市から宮崎市に移転すると発表した。清武総合運動公園SOKKENスタジアムを使用する。秋季高知キャンプと2軍の春季宮古島キャンプは変更しない。

 瀬戸山本部長は変更理由に、施設の充実と他球団との交流を挙げ、「宮古島市民球場は他球団のキャンプ地と比べ、老朽化やグラウンドの充実度で見劣り感が否めない。改善も進まなかった」と説明した。7月中旬に宮崎市から誘致の話が来たという。

 同市はメーン球場周辺を約18億円かけ整備。第2球場と10人が投球できるブルペンも15年秋の完成を予定している。近隣でキャンプを行う巨人、ソフトバンクとの練習試合も容易になる。また瀬戸山本部長は「ソフトバンクは22日間で26万人。うちも最低1日1万人を目標にしたい」と、キャンプの観客増にも期待を寄せた。

 オリックスは1993年から宮古島キャンプを実施してきた。イチロー(現ヤンキース)も在籍時に研さんを積み、95年にリーグ優勝、96年には日本一に輝いた。近鉄との球団合併後も継続してきたが、22年間の歴史に終止符を打つ形となった。来春からは心機一転、宮崎で常勝軍団つくりを目指す。

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