オリが天敵攻略!鷹モ~追だ2・5差
「オリックス8‐0ロッテ」(26日、京セラ)
天敵をあっさり攻略した。通算1勝5敗と大の苦手にしていた古谷から二回に4点を奪い、三回途中でKO。オリックス・森脇監督は「みんな勝つことに対して最善を尽くしてくれた」と選手を褒めたたえた。
二回、先頭のペーニャが左中間への二塁打で出塁すると、無死満塁となって川端が右中間へ先制2点二塁打。さらに伊藤のスクイズ、平野恵の中前適時打も飛び出した。
川端は「打てたり打てなかったりです」と謙遜したが、満塁の場面で7打数4安打と勝負強さを発揮。今月中旬からは、相手投手の左右にかかわらず先発の機会が増えている。六回には左翼ポール際への飛球が一度は三塁打となったが、ビデオ判定の結果うれしい今季1号に。「(本塁打と)分かってなくて、真喜志コーチが言ってくれました」と笑った。
打線は苦手の左腕対策が功を奏した。スコアラーの分析をもとに、低めのボールに手を出さず、高めに浮いたところをとらえることを徹底。長内打撃コーチは「みんな集中力を持ってやってくれた。よく我慢できた」とうなずいた。
チームは連敗を2で止め、首位・ソフトバンクと2・5差。7月25日以来遠ざかっている首位の座が、ぼんやりと見えてきた。