原G勝利の方程式崩壊…痛恨逆転負け
「巨人4‐5阪神」(27日、東京ド)
痛恨の敗戦だった。巨人は自慢の勝利の方程式が崩れてしまった。
落とし穴は3‐1の八回だった。4番手のセットアッパー・山口が先頭の上本に四球、続く今成に死球と制球力を乱す。鳥谷に適時二塁打を浴びるなど2失点し同点とされた。さらに九回から5番手でマウンドに上がった守護神・マシソンが、同点の十回にゴメスに2ランを食らった。
序盤に主導権を握りながら、競り負けたのはチームにとって痛い。原監督は、厳しい表情を浮かべ「うちのスタイルで戦ったわけですから」と敗戦を受け止めた。
宿敵に特大のダメージを与えることはできず、1・5ゲーム差に迫られた。気持ちを切り替えて28日の2位・阪神との3連戦第3ラウンドに挑むしかない。