「中日１-８ＤｅＮＡ」（２７日、ナゴド）

　勝利の余韻に少しだけ浸って、すぐに表情は引き締まった。４カードぶりのカード勝ち越しで、実に４月１日以来の４位に浮上。ＤｅＮＡ・中畑監督は「その上を目標にしている。もっと上を目指して頑張りたい」と訴えた。

　初回は無死一、二塁から３番グリエル、４番ブランコが倒れたが、５番バルディリスが先制２点二塁打。「クリーンアップが３人倒れたら、重い空気になるところだった。ものすごく価値がある」と絶賛した。

　グリエルの復帰で初めて実現した、主軸に外国人トリオを並べる新打線。バルディリスは「３人に求められているものを理解して、打席に入った。ランナーをかえすことにいつも以上に集中した」と振り返った。

　五回にはグリエル、ブランコの連打をきっかけに５点目。六回にはグリエルの適時打で６点目。３人が機能して、得点を重ねた。「４、５番の彼らに信頼を置いて打席に立つことができる」。グリエルも新打線を歓迎だ。

　「４点目をとった桑マン（桑原）のタイムリーも大きい。つながって、いい形の得点がとれている」。新打線を絶賛した中畑監督。それでも「きょうまではね。あしたから、ころっと変わるのが野球。引き締めていく。次のＧ戦に弾みをつける勝ち方をしたい」。１戦必勝を強調した。