12戦ぶり中田23号弾で日本ハム4連勝
「ソフトバンク3‐4日本ハム」(27日、ヤフオク)
久々の豪快な一発に三塁を回ると日本ハム・中田がうっすらと笑みをこぼした。1点リードの三回2死一塁。摂津の初球、真ん中寄り、高めの直球をしっかり捉えた。打球はバックスクリーン左へ飛び込んだ。
8月12日以来12試合ぶりとなる23号2ラン。リーグトップを独走する82打点目を挙げた主砲は「投手を援護して上げたかったからね。追い込まれる前にどんどん狙っていこうと思ってた」。失投を逃さず放った一発に納得の表情で振り返った。
ここまで打球が上がらず苦しんでいた。前試合までの5試合チームは4勝1敗ながらその間、20打数3安打。栗山監督も「(中田)翔の状態が上がらないときつい」と復活を祈っていた。もがいていた中、勝利を呼び込む一発に指揮官も「主役が打って落ち着いた」と喜んだ。
今夏の甲子園は母校の大阪桐蔭が全国制覇。「OBとして誇りに思う」。後輩に刺激を受けた4番は3位以上の確保へ投手を救うアーチを打ち続ける。