ソフト3連敗、摂津が誤算7回4失点
「ソフトバンク3‐4日本ハム」(27日、ヤフオク)
1点差の敗戦を見届けると、エースは無言でベンチ裏に引き揚げた。12日ぶりの復帰マウンドで7回4失点。今季6敗目を喫したソフトバンク・摂津の表情はどこまでも厳しかった。15日のオリックス戦で打球を受けた右手親指は癒えたが、この日は生命線の制球力が微妙に狂った。
「何もできませんでした。流れを持ってこられなかった」。初回1死二塁では、陽岱鋼に2ボールからの甘い球を右前に運ばれた。三回は2死から再び陽岱鋼に左前打を浴び、中田に初球の外角高めに浮いた直球を中堅左への2ランとされた。
絶大な信頼を寄せるエースを立てながら、8月初の3連敗。「(中田の)あの一発が痛かった」。終盤の打線の追い上げも及ばず、秋山監督も悔しさを隠さなかった。