大谷、豪快アーチ!3連戦“二刀流”
「ソフトバンク9‐3日本ハム」(28日、ヤフオク)
先発登板から中1日。野手でスタメン出場した日本ハム・大谷が豪快アーチを放ち、期待に応えた。同一カード3連戦で、投手、野手の両方での出場するのは今季初だった。
1点を追う五回の第2打席。岩崎の初球、フォークを振り抜く。打球は右翼席で弾んだ。8月12日以来の7号ソロ。2年目で通算10本目の本塁打でチームを乗せると、大引が左越え2ランで続き一時は勝ち越した。
26日のソフトバンク戦に先発し、124球の力投で10勝目を挙げた。その翌日、外野で練習中、栗山監督から「明日行くぞ」と告げられていた。Aクラス以上確保を命題としている指揮官は「やれるべきベストの手は打つ」と決断し、大谷を起用した。救援陣が打ち込まれ逆転負け。首位ソフトバンク戦今季初の3連勝を逃し大谷は「できれば3タテしたかったですけど、切り替えてやります」と前を向いた。
昨年の8、9月に2度、同一カード二刀流を経験している。2試合とも野手では無安打に終わったが、2年目は進化をみせた。「体力的に余裕があるので昨年とは違う。準備はしている」と振り返る。残りシーズンもリアル二刀流へ意欲をみせた。