原監督「ついてない」不運重なりG連敗
「DeNA5‐3巨人」(8月31日、横浜)
勝利の女神に見放された。巨人はアクシデント連発、アンラッキーもあり競り負けて連敗だ。原監督は「ついてなかったな」と苦い顔だった。
5年ぶりに先発した久保が5回まで2失点と力投した。だが六回裏に入る前の投球練習中に右足がつるアクシデントに見舞われた。
ローテの谷間で先発した右腕が緊急降板した。「投げられる状況ではなかった。バトンを渡した」と指揮官。だが、2番手で六回から登板した江柄子が誤算だった。七回1死一塁で桑原に頭部死球を与え、危険球退場だ。
球場内が騒然となる中、急きょ3番手で香月がマウンドに上がった。3‐2の1死一、二塁から代打後藤の打球は三塁ベースに当たった。ボールはファウルゾーンを転々。この二塁打で同点とされた。この回、3失点と相手の勢いにものみ込まれた。
間の悪いことに30日に打球を受けたマシソンが右ふくらはぎの打撲でベンチ入りメンバーから外れていた。苦しい状況に追い打ちをかけるアクシデントと不運だった。
チームは2位の広島に1ゲーム差に接近された。勝負どころの9月を見据え、原監督は「現有のメンバーでしっかり戦っていく」と表情を引き締めた。