最多勝の金子&西前倒しでオリ再奪取や
オリックスが必勝ローテで2日からのソフトバンクとの首位攻防戦に挑む。1・5ゲーム差で追う相手に対して、両リーグ最多の12勝を挙げている金子千尋投手(30)と西勇輝投手(23)を中5日に前倒し。松葉、金子、西で3タテを狙う。
1日に一部の先発投手陣はヤフオクドームで練習した。入念に遠投を行った金子は3日に登板予定。報道陣の「重要な局面だが、自身は変わらずやるだけか」という問いに2度うなずいて球場を後にした。防御率1・70、奪三振177個もリーグ首位。投の「3冠王」は、静かに目の前の試合を見据えた。
4日の先発が見込まれる西も「後悔しないようにやるだけ。首位が入れ替わるチャンスだと思う。力も入ります。金子さんが先に投げるので、エースについていくだけ」と全力を尽くす。
森脇浩司監督(54)は「投手陣は、どうすればベストかを考えながらやっている。悔いが残らないように」と、最も有利な条件をこの3連戦に合わせた。
また「ソフトバンク戦に盛り上がるのもいいが、あくまで(パ球団の)5分の1。あとの4をいかにしっかり戦うか」と平常心で挑むスタイルは変えない。ゴールの行方を左右する決戦が、いよいよ幕を開ける。