駿太代打V3点三塁打!オリ連敗止めた
「オリックス3‐0日本ハム」(6日、京セラ)
代打・駿太のひと振りが、オリックスの今季初の5連敗を阻止した。
八回、2死から糸井、ぺーニャの連打とT‐岡田の四球で満塁となり、川端に代わり打席に立った。スライダーを力強く振り切ると、右翼フェンス直撃の3点三塁打。「鳥肌が立った。連敗していたので、勝ちは大きい」と声を弾ませた。
6月11日には代打の代打で満塁本塁打を放つなど、チャンスに勝負強さをみせてきた。「点が入る場面なのでいいとこ取りです」と照れながらも「もっと大事な場面で打てるようになりたい」とさらに上を見据えた。
宮内義彦オーナー(78)の激励を受けて臨んだ一戦。代打策を的中させた森脇監督は「これ以上ない、いい仕事」とたたえた。
前日まで、引き分けを挟み4連敗。首位・ソフトバンクとは4・5ゲーム差になった。この日はアップ前に円陣を組み、指揮官自ら「優勝へ向け、今が正念場。みんなで頑張ろう」と語りかけた。
話を聞くナインに、あきらめの空気などみじんもなかった。「選手の顔を見ると、強くなったと感じさせてくれた。それが大きな支え」。まだまだはいあがれる。そう確信した監督は試合後、何度も「頼もしい」という言葉を繰り返した。