西武監督に工藤氏浮上!常勝軍団再建へ
西武の来季監督候補として球団OBの工藤公康氏(51)=野球解説者=が浮上していることが9日、明らかになった。
かつての常勝軍団・西武は今季、序盤からBクラスに低迷。6月には伊原春樹監督が成績不振を理由に休養した。田辺徳雄打撃コーチが、監督代行を務めている。選手からの人望が厚い田辺監督代行だが、低迷から脱出するまでには至らず、既に今季の優勝の可能性は消滅している。
来季の監督人事に関してはまだ流動的な状況とみられるが、来季監督候補として名前が挙がっているのが、大物OBの工藤氏だ。西武の黄金期を支え、ダイエー(現ソフトバンク)、巨人でも活躍。29年間で通算224勝と実績は十分だ。
2011年12月に現役引退を表明後は野球解説者。高校野球の番組ではキャスターをこなし、卓越した野球理論も披露している。
また、プロ野球の球団での指導者経験はないが、DeNAの監督候補に挙がったこともある。元西武監督の渡辺久信球団本部シニアディレクター(SD)とは公私にわたって親しく、監督就任となれば、フロントと現場が一体となっての抜本的なチーム再建が円滑に進めることも可能だ。
なお、工藤氏以外では、潮崎哲也2軍監督(45)も新監督候補に挙がっている。