ロッテ石川8勝 新人王へ一直線!
「ロッテ4-3西武」(10日、QVC)
気迫がみなぎった。ロッテのルーキー石川が、7回1失点の力投で今季8勝目。新人王レースを勝ち抜くためには、大きな1勝となった。
一発が潜む強力打線の中軸を封じ込めた。六回1死一、二塁。前回登板の4日に、同じ場面で一発を食らったメヒアから、空振り三振。「完全に頭をよぎりました。ボール球でもいいくらいにと思って投げました」と狙い通りに斬った。
新人王争いは、日本ハム・上沢、浦野が7勝で並び、26セーブを挙げている西武・高橋も対抗馬として名乗りを挙げる。石川にとって、残り試合での2桁勝利到達が、獲得へのひとつの目安となる。
その意味でも、「石川に何とか白星を付けることができた」と伊東監督。右腕も「投げる試合は勝ちたい」と、がむしゃらに狙いに行く。