持ってる松田!ソフトB球団8000号
「日本ハム1-2ソフトバンク」(10日、東京ド)
節目の一発をまた持っていった。1点を追う四回1死。ソフトバンク・松田が1ボールから木佐貫の2球目、外角直球に踏み込んだ。体重を乗せて、右翼席へ運ぶソロ。「『ヨッシャー!』という感じで、いい感触でしっかり振り抜けました」。亜大の先輩に見舞った16号は、南海時代から数えて球団通算8千号だった。
「通算8千号の本塁打なのは忘れていましたが、先輩たちの歴史の重みを感じますね。ホークスの歴史に名前が残るならうれしいです」と調子がいい。5月13日ロッテ戦で涌井からプロ野球通算9万5千号。狙っては打てない。不思議な運がある。
懲りない積極打法の成果でもあった。前日9日は2点を追う八回に初球打ちで遊ゴロ併殺打。この日も変わらず二回に初球を狙って中前打、四回の一発も第1ストライクだ。「見ていっても、いつか打たなアカンわけでしょ」。結果に左右されない信念が、区切りの本塁打につながった。