「ＤｅＮＡ２‐３ヤクルト」（１１日、横浜）

　ＤｅＮＡの４連勝が、目前で消えた。１点のリードを守れず、八、九回に逆転を許す展開。中畑監督は「逃げ切れる雰囲気じゃなかった。打ってもらいたい中軸から快音が聞こえないと、勢いがつかない」と敗因を打線に求めた。

　復帰した筒香を４番に置き、３番グリエル、５番ブランコで挟み、バルディリスを７番に置く強力布陣で９連戦をスタートした。「看板の点の取れるオーダー」という期待も、３戦を終えて、主軸３人でわずか５安打、２打点と振るわなかった。

　開幕直後を除いて、借金４で臨んだ試合は６戦６敗。次戦は巨人戦だ。「借金４の壁は大きい。ウチとしては巨人に勝ってそういうチャンスを作らないと。何となくそんな予感がする」とＧ倒で壁を乗り越える思いだ。

　救いは当面の敵・阪神も敗れたこと。直接対決５試合を残して、ゲーム差は３・５のまま。「ここからの３・５は意外と大きいよ」と気を引き締める。そして「打線が一回爆発すれば、勢いはつく」。信じた強力打線に活路を見いだした。